希少性の法則
数が少ないものには価値があると思い込んでしまうこと
「限定」という言葉に弱い人は多いと思いますが、ここにもある心理テクニックが隠されています。多くに人は、どこでも入手できるものは価値が低いと感じ、数が少ないものほど価値が高いと考える傾向があります。これが「希少性の法則」と言われるもので、いわゆる「限定商法」もこの法則を応用した売り方なのです。「宿泊客が1日5組限定の宿」や「1日10食限定の特別メニュー」のように希少性を前面に出されると、そこに何らかの特別な価値を感じてしまい、「特別なサービスが受けられるに間違いない」とか「珍しい食材を使っているはずだ」と勝手に判断して飛びついてしまうこともあります。
人は「限定」という言葉にとても弱く、冷静に考えればそれほど欲しいものでもないのに、「期間限定」と言われると、「今しか買えない」と考えてつい買いたくなるのです。また、「この情報はごく限られた人しか知らない」という触れ込みで、大して価値があるとも思えない怪しい情報を売りつける「情報商材」商法もこの応用です。
例えば、プレゼントをする場合は、たとえ値段が高くなくても「希少性のあるもの」のほうが効果的だし、ポイントが上がるでしょう。また、「このことは誰も知らないんだ」などと希少性を匂わせた言葉で、相手の気を引くことも出来ます。それほど大したものや情報でなくても、希少性のあるものだと相手に信じ込ませることができれば、あなたの存在を大いにアピールすることができるでしょう。
ここがポイント!
➀「限定」という言葉を使えば、人を誘導しやすくなる。
②「希少性があるもの」と相手に信じ込ませてしまう。
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