語学留学を決めてから、まず重要なことはもちろん準備です。どの国に行こうか、どの語学学校にすればいいのかなどなど期間や予算などから色々と決めないといけないことが出てきます。
初めての方であれば、どこから手を付けたらいいのか分からなかったり、決めることが多すぎて迷ってしまったり、様々な悩みが出てきてしまいます。留学エージェントに頼りたいかもしれませんが、お金がかかってしまうので、この時点であきらめてしまう方もいるかもしれません。でも、それではせっかく決心したのにもったいないです。せっかく決意したのであれば出来れば日本を飛び出して、海外での生活を体験しながら英語、もしくは他の言語を学んでもらいたいです。
そこで、出来るだけ自分で手続きが出来るように、留学することを決めてから日本を発つまでの流れをこの記事で紹介します。自身の体験談も交えてできるだけ分かりやすく解説したいと思います。
まず、準備や手続きにかかる期間ですが私の場合3か月弱かかりました。今思うと、もっとうまくやればもう少し早く終わらせることも出来たかもしれません。そのさらに数か月前から仕事を辞めたり、身の回りの整理、情報収集や引っ越しなどなど、合計で6か月ほどかかりました。もし大学生なら、学校の休学などの手続きが必要でしょう。
私が経た手順は下記のような感じでした。
1. 目的を決める
2. 国を決める
3. 街を決める
4. 学校を決める
5. ビザの申請をする
6. 日本を発つ日程を決める(航空チケット購入)
7. 到着後の手配
8. 出発までさらに情報収集
ここから、もう少し詳しく説明したいと思います。
目的を決める
まず始めに、どんな語学留学にしたいか目的・目標を簡単に決めてみましょう。ここでは、私自身がそうだったので、英語の語学留学に限らせていただきます。例えば、日常生活で困らない程度の英語力が欲しい、海外の大学に入学して勉強したい、ビジネスで使える英語を身に付けたいなどです。漠然とでもいいので決めましょう。この目標によって留学の期間が変わってきますし、利用するべき学校も変わってくるでしょう。
国を決める
次に、留学したい国を決めましょう。すでに決まっている方は大丈夫です。「留学 おすすめ 国」などのキーワードでGoogle検索してみてください。カナダやアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどいろんな国が出てくると思います。国によって様々な特徴、住んでいる人々の特色、出来るアクティビティ、長所短所があるので全員におすすめの国はありません。国どうしを比べて自分がどんな国に行きたいか、どんな生活がしたいかを考えながら国を決めましょう。
街を決める
次に、「“行きたい国名” 留学 都市」などのキーワードでGoogle検索すれば留学におすすめの主要な都市が出てくると思います。それぞれの都市の情報を集めながら、その中から行きたい都市の第一候補、第二候補ぐらいまで決めてみましょう。集める情報としては、都市の規模や人口、治安、都市周辺でできるアクティビティ、日本人の多さなどです。
治安に関しては言うまでもなく、安全な生活を送れるかどうかにかかわってくるので、非常に重要です。ここでの注意点は、日本の治安は世界的に見てもとてもいいので、治安がいいといっても日本に比べるとよくはないぐらいの気持ちで気を抜かないようにしてください。日本人の人口もとても重要だと思います。都市によっては留学先として人気が高く、日本人がたくさんいる都市もあります。中には街を歩いていると日本語が聞こえてくるなんて街もあります。それでも、日本人は少ないだろうと思われる方もいるかもしれませんが、街に日本人が多いということは語学学校に行った際にクラスの生徒の日本人が占める割合が高くなり、日本人の友達ばかり出来てしまい、英語環境に身を置くことができず、結局日本語ばかりしゃべっているなんてことも少なくないです。なので、日本人の数も重要なポイントとして参考にするといいでしょう。これら集めた情報をもとに留学先の都市を決めましょう。
日本人の人数が少なく、山や自然が好きで治安もいいところがいいなら、私が住んでいるカナダのカルガリーという街をおすすめします。カナディアンロッキーで有名なバンフに車で1時間半ほどで行ける距離にあり、夏はハイキングやキャンプ、冬はスキー・スノーボードと年間を通して楽しめます。
学校を決める
学校を決めるには「“都市名” ESL」や「“都市名” 語学学校」などのキーワードで検索してみます。ちなみに、ESL はEnglish as a Second Language都市の規模にもよりますが、複数の語学学校が見つかると思います。どの学校にするかは、予算に応じて決めたり、学校のレベルによって決めたりすると思います。出来れば、現地にある留学エージェントに連絡を取って学校についての最新の情報を手に入れましょう。この時点で、目標は大体決まっていますし、エージェントに予算や行きたい学校を伝えてみましょう。エージェントにお願いすれば、カウンセリングを通じて、留学プランを作るのを助けてくれると思います。
学校が決まったら申し込みをしましょう。カナダのStudy Permit(学生ビザ)を申請するには学費を支払った証明としてReceipt(レシート)を申請用紙に添付する必要があるので、学費の支払いを済ませましょう。
5. ビザの申請をする
ビザの申請は非常に重要です。留学エージェントにビザ申請代行を頼むことも出来ますが、自分で申請することをお勧めします。もちろん、エージェントのスタッフであれば申請の経験も豊富でしょう。しかし、ビザの延長の申請やビザの切り替えるをしたいときなどに、既に経験があれば自分で申請することができます。申請書類の表記と記入は英語ですが、インターネットで調べると記入方法の説明などを見つけることができます。初めてだと、難しく感じるかもしれませんが、実際やってみると意外と簡単です。
日本を発つ日程を決める(航空チケット購入)
ビザの審査に通るか通らないかに大きく左右されてしまいますが、日本を発つ日程を決めましょう。日程が決まったら航空チケットを購入します。
この時に、目的地到着時の手配もしておきましょう。全く知らない、右も左も分からない外国の地で、空港を出るとどうしたらいいか分からないと思います。現地の留学エージェントにお迎えを頼んでおく、事前に公共の交通機関を調べておくなど、準備をしておいた方がいいでしょう。タクシーを利用する手もありますが料金が高いと思います。私の場合は、ホームステイをしていたので、ホストファミリーに空港まで迎えに来てもらうようにお願いしました。
7. 出発までさらに情報収集
ここまでくれば、後は荷造りをしながら出発の日を待つだけです。
出発までの時間、留学先でどんなアクティビティが出来るのか、日本から持って行った方がいいものはあるのか、注意する点は?などなど、出来る限りじょうほうを集めておきましょう。
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
この記事が少しでも助けになればうれしいです。