海外生活

パスタにはガーリックトーストを。/ julie

みなさんこんにちは。
パスタはお好きですか?

私は好きでよく家でも作っていますし、ペンネとかだといつも多めに作って翌日のお弁当にしています!
トマトソースやバジル、クリーム、ミートソースにボンゴレなどなど。
日本人にはとてもなじみ深い料理ですよね。

もちろんカナディアンも大好きです。
Wallmart なんかのスーパーに行くとでっかい袋でたくさんの種類のパスタを購入できますし、コアな食材 も買えちゃうイタリアン食材の専門店も何故か沢山あります。カナディアンにとってもイタリア料理はとてもなじみ深く愛されているものなんですね。

でも、日本人にとって何か気になることがひとつ。

カナダでパスタには、ガーリックトーストがついてくるんです。

???
初めてこれを見たときは、頭のなかにクエスチョンマーク。
なぜパスタにガーリックトースト???
ただでさえ一人前の量が多いのに、炭水化物に炭水化物つけてきやがった!
そう思ったものです。

しかも、フランスパンとかで添えられてるんじゃなくて、食パンで出来たガーリックトースト、一枚分とか。がっつり。

うーんまあいいや、よくわかんないけど食べよう、とパスタが出てくるたびについてくるガーリックトーストさんと付き合ううち、なんとまあその存在がないと物足りない感覚に。
濃いソースに、ガーリックトーストの香ばしさが、合うんだもの!
いつの間にやらパスタにはガーリックトーストがないと!何か足りない!
そんな感覚に陥りました。

もちろんパンの種類はお店によって違うので、フランスパンだったりするのですが、
私の住んでいた acommodation では毎回食パンで出てきていたのですっかり食パンイメージ。 (そういえば日本的な食パンってカナダじゃ売ってないのに、あの食パンってめっちゃ日本っぽかったな。 白くてふわふわして。)

帰国してパスタを食べようとすると当然ついてきませんから、 いいけど、いや、なくていいんだけど、お腹いっぱいになるから量的には必要ないんだけど、 うーん、ううーん、ガーリックトースト、、てな気分に。

これをオーストラリア人の友人に話すと、自分も全く同じだと言っていました。 オーストラリアでは、いたるところでガーリックトーストが売っていて、
ピザ屋さんでもあるそうな。 さすがにピザとガーリックトーストを一緒に食べようとは思わないけどな。 日本ではガーリックトースト用のバターが簡単には売ってないから、いちいち自分で作らないといけない のがナンセンスだと申しておりましたよ。

そもそもなぜガーリックトーストがパスタに添えられるようになったのか。
気になったので調べてみました。

ガーリックトースト garlic bread は 15世紀イタリアでブルスケッタから発送を得て生まれたようです。 フランスパンを薄くスライスして、上に色々な具材を載せて楽しむブルスケッタから生まれた、というの はとても納得な理由ですね。
ヨーロッパではサラダとかに添えられ始め、パスタに添えるようになったのはアメリカからという説があります。

なぜパスタにガーリックトーストがついてくるのかを英語版のWEBで検索すると、同じ質問がいろいろな知恵袋的場所で展開されていました。(みんな疑問なのね。。)
そして「なんだそれ!パスタはパスタだろ!なぜパンがいる!」とか、「ついてくるものはついてくる!何 も考えずに食べろ!」とか、「イタリア人みんなガーリックトースト食べてると思うなよ!」とか、色々な ご意見が。

こんなとき、日本人だろうが外国人だろうが、みんな同じ人間だよなとつくづく感じます。
結局、一部の国においてのガーリックトーストとパスタの関係性の歴史について詳しく書いてあるサイトは見つけられず、残ったパスタソースを掬って食べるため、というのが一番有力な説ということしかわかりませんでした。

とにかく量が多いことで有名なアメリカで根付いた文化だとしたら、アメリカ、カナダ、オーストラリア で継承されているのは当然なのかもしれません。

みなさんもぜひ、カナダでパスタを食べる際はガーリックトーストもお楽しみに!

Julie