カナダでの車の買い方について解説します。
私自身車が好きで、カルガリーでの約10年間の生活で今乗っている車は6台目です。そこで、自身の実体験も交えながら解説します。
カナダで生活していくうえで車を買うこと自体おすすめです。
特にカルガリーでは行動範囲が広がって、バンフやエドモントンなどの近隣の街や、
山や湖などの自然にもアクセスしやすくなります。
夏はハイキングやキャンプ、冬はスキーやスノボに行くことも出来ます。
カナダは車社会なので、あると便利なことは間違いありません。
Contents
ディーラーシップから購入
欲しい車メーカーのディーラーシップに行って、新車または中古車の中から選んで購入します。
メリット
購入後の保証が付いていること、車の状態もちゃんと整備されていること、信頼度が高いことがディーラーでの購入のメリットです。
デメリット
値段の面では、3つの購入方法の中では価格が一番高くなりやすいです。
販売員との値段交渉が重要となりますので、英語ができないと値引きしてもらうのも困難になる場合があると思います。
ディーラーが設定している価格にはもちろん利益が上乗せされてますので、販売価格が高くなりやすいです。
準備
交渉の際に重要なのは、ディーラーに行く前にできるだけ情報を集めておくことです。
インターネットで検索すれば、販売店にある在庫の情報を得ることができます。
例えば、売りに出ている車が何日売りに出ているのかです。
長い期間売りに出ていれば販売店側は早く在庫を入れ替えたいので、値段交渉がしやすくなる可能性があります。
また、いろいろな販売店の同じ車種で同じような条件の車の値段を下調べしてから行けば、交渉する際に、他にも選択肢があることを示すことができます。
個人から購入
KIJIJIやAutoTrader、日本人向けのウェブサイト内のクラシファイドや掲示板がインターネットで個人売買するための中古車を見つける主な方法です。
個人的にはこの方法が一番おすすめです。
メリット
ディーラーシップで買うよりも値段が安いことが多いです。
状態のいいものを安く見つけることも出来ます。
デメリット
車の状態はそれぞれの売り手で違うので、良い車かどうかを見極めるのが重要な点になります。
買った後に故障や交換しないといけない部品がたくさん見つかって、結局ディーラーから買うのと変わらない、もしくは高くついてしまった!なんてことにならないように注意が必要です。
他には友人知人から個人的に買い取る方法もあります。
しかし、知り合いから買う場合、値段交渉や後々問題が発生したときにお互いの関係が壊れてしまう場合もあるので、あまりおすすめしません。
準備
ディーラーから車を買う時と同様に、値段交渉は重要ですし、そのための情報を集めておくことが大切です。
オークションで落札
オンライン上もしくは実際に会場に行き、オークションに参加し、欲しい車を競り落とす方法です。
メリット
この方法はほかの方法よりも安く車を買うことができます
デメリット
いい車を見極める目や競りの経験が重要になってきますので他の二つの方法と比べると難易度が高いと思います。
準備
この方法でもやはり事前にオークション会場に足を運び、欲しい車の情報をできる限り集める事がとても大事です。
競りにかけられている車は主に
- ディーラーからのTrade-In(ディーラーが店で売れなかったものをオークションに持ってきて売る)
- Finance Repo(借金の担保)
- General Consignment(車のオーナーが売りたい車を持ち込み、オークション会社が代理で売る)
の3通りの方法でオークションまで届いています。
事故歴や修理歴、修理が必要などの問題がある車も少なくないので、良い車を見つけるのにはウェブサイトを定期的に確認し、気になる車を見つけたら会場で実際に車を調べましょう。
受付で車のカギを借りてエンジンをかけることも出来るので、エンジン音などは必ずチェックしましょう。
各種手続きについて
購入する車を決めた後に必要なのが、各手続きです。必要な手続きは3つあります。
- 購入手続き
- 保険契約
- 車登録
車の購入手続き
車を購入・販売を完了するにはBill of Saleに買い手と売り手の各種情報を記入する必要があります。
保険の契約(Auto Insurance)
保険がないと車の登録をすることができないので、先に保険を契約する必要があります。
契約後すぐにPink Slip(保険証書)を発行してもらい、Eメールで送ってもらいましょう。
紙の証書は後日郵送されますので、1部は車の中、残りは家に大切に保管しましょう。
車の登録(Registration)
言い換えれば、ナンバープレートの取得です。
登録にはBill of SaleとPink Slipの両方が必要なので、2つを持って近くのRegistryに行きましょう。
ライセンスプレートが欲しいといえば、記入書類を渡されるので、記入して提出しましょう。
2年以上車に乗る予定であれば、2年間分の登録の支払いをしてしまいましょう。
少しですが安くなりますし、2年間申請に行かなくてすみます。
ただ、期限切れの月を忘れないように注意しましょう。
ナンバープレートを受け取ったら、それを車に取り付けて、準備完了です。
それでは、カナダでのカーライフを満喫してください!
※経験に基づいて書いています。
※購入した車に関しては自己責任でお願いいたします。
※参考程度に記事を読んでください。
※購入した車に問題が発生しても修理費など責任は負いません。