年に最低でも1度は読む本です。
ドラマ化もされて知っている人も多いと思います。
この本には思い出があります。
日本での仕事を辞めてカナダに来るまでの間、
3か月ぐらい時間があったので行きつけのバーを見つけようと思いました。
当時埼玉県の北浦和に住んでいて、周辺を調べるとバーが2軒駅の近くにありました。
2軒のうちの1軒に決めて行ってみることにしました。
マスターが元ものまね芸人でめちゃくちゃいい人でした。
何度か通っているうちにマスターと仲良くなって、
朝まで2人で飲んでることもありました。
それから週に3,4回通っていました。w
マスターが常連のお客さんを紹介してくれるようになり、
そのお客さん達とも仲良くなって行くと知ってる人が誰かいました。
カナダに来るための準備をしながら夜はバーに行く生活を
1か月半ほどしていると、ある日マスターから電話が掛かってきました。
マスター「今日は来ないの?」
俺「今日は行かないつもりだったけど、なんで?」
マスター「まあ、そういわずに来なよ。」
俺「すぐには行けないけど、分かった。後で顔出すよ。」
それまで向こうから来なよなんて言ってきたことなかったので何事かと思いました。
しばらくしてから行くと、
お店には常連のお客さんがみんないました。
私のためにカナダに行く前に集まってくれていました。
その時に来てくれていたお客さんの一人が選別としてくれたのがこの本でした。
写真に写っているのは文庫本版なんですが、
実はこの時すでに文庫じゃないバージョンは持っていて、
読んだこともありました。
でも、文庫本なら小さくてカナダに持っていきやすいし、
既にお気に入りの本だったので、
めちゃくちゃうれしかったです。
当時20代半ばでした。
この本をもらった時、
選別にこの本を選べるなんてカッコいい大人だなと感動したのを覚えています。
内容全然紹介してないですね。
普通のサラリーマンのところにある日突然
自分を神だと名乗るゾウのガネーシャが現れます。
自分を変えたいと懇願した主人公に対して、
ガネーシャが毎日のように色々な課題を出します。
一見ふざけているように聞こえる課題を乗り越えながら
主人公が成長していく物語です。
そして何より、その課題を読者である自分も実践していき一緒に成長していく本です。
本当にいい本です。
シリーズも4まで出ているみたいですが、
2作目までしか読めていません。
3,4も気になっています。
是非皆さんも読んでみてください。