海外生活

【重要】カナダで車を売る時のコツを紹介!

個人で車を上手に売るためのコツを紹介します。

僕が車好きなのを知っている知り合いや友人から車を代わりに売ってほしいとお願いされることが少なくありません。

年に3台は頼まれて売っています。自分の車も入れるともっと売っていると思います。

そこで個人売買には限りますが、車を売る時のコツを紹介したいと思います。

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ディーラーに下取り(Trade-in)は出さない。

まず、ディーラーに車を下取り(Trade-in)に持っていくのはやめましょう。

ディーラーシップは車を買い取った後に売ることを考えているので、かなりの安値しか提示されれません。しかし、車を売る一番楽な方法でもあります。

この記事では自分で車を売ることを前提にしているので、ディーラーに下取りでもいい方にはあまり参考にならないと思います。

売り値をしっかり設定しておく。

当たり前やろ!と言われそうですが、ここで言いたいのは自分の中で売値の幅をしっかりと決めておくということです。

車を売る時には大体このぐらいで売れたらいいなという値段を決めてきます。そして、実際にポストするときにはその決めた値段よりも高い値段で設定します。それと、決めた値段よりも低いけど許せる値段つまり譲れない最低金額も決めておきます。

決めた値段よりも高い値段で設定するのは、買い手は必ず値切ろうとしてくるからです。必ずです。誰でも出来るだけ安く買いたいからです。相手がこの最低金額よりも低い値段を提示してきたときは、しっかり’NO’と言いましょう。

例えば、車を売りたい値段を$15000とすると、$17000に値段を設定してポストしますが、ここで同時に自分の中で譲れない値段を$14000に設定します。

これで、$16000で売れれば嬉しいですし、$15000で希望通り、$14000で売れてもオッケーです。ですが、最低価格を決めた以上$14000以下では絶対に売らないようにしましょう。相手が$14000以下の値段を提示してきても必ず断ります。これらの値段を決めておけば、決断するのも簡単です。

車をネット上で売りに出すと分かりますが、来る連絡のほとんどがかなり低い金額の提示をしてきます。$17000で載せているのに「$12000でどうだ?」のようないわゆる’Low Baller’が多く来ます。このような連絡は’No thanks’と返信して相手にしなくて大丈夫です。

私がカナダの大学でビジネス交渉に関しての授業を受けていた時に、非常に納得した言葉があります。それが、’No deals are better than bad deals’です。悪い契約よりも契約しない方がいい、という意味です。つまり、悪い条件で契約するぐらいなら契約しない方がましだということです。車の売却の場合であれば、もしオファーを断ったとしても、次の買い手を探すだけですので自分の最低価格よりも低い提示は迷わず断りましょう。

そこで次のポイントです。

出来るだけ多くの場所にポストをする。

自分が売りたい車を買いたい人を見つけるには出来るだけ多くの人の目に自分のポストを入れる事が重要です。

前述のようにオファーを断っても、次の人を見つけるだけですが、見つけるためには出来るだけ多くの人に売っている車を売っていることを知らせる必要があります。

KijijiやAuto Trader, Facebook Marketplaceなど出来るだけ多くの場所に売りたい車を掲載しましょう。

実際にこれらのアプリを使ってみると分かるんですが、ポストを訪れる人のカウントを見ることができます。ポストを見る人はなかなか多くても、見た人の中で実際に連絡をしてくる人、連絡を取り合った後に実際に車を見に来る人となると、ほんの数人です。

なので、出来るだけ多くの人の目に触れさせるために、色々な場所にポストを載せましょう。

それと、もし売らないといけない期日があるならポストをするのは最低でも1か月前にしましょう。また、いつまでに売らないといけないといけないという情報は明かさないでおきいましょう。値段交渉の際に足元を見られます。

綺麗な写真を撮る。

さて、実際にKijiji Auto, Auto Trader, Facebook Marketplaceなどに車をポストするときは出来るだけ綺麗で、見やすくて、色々なところを写した写真を出来るだけ多く載せましょう。出来れば、車の内外装を掃除してから写真を撮りましょう。

特にトップに来る写真は車の正面を入れて、きれいに車体全体が写っているものを選びましょう。なぜなら、まず車を買おうとしている人にポストをクリックしてもらわないと買い手を見つけるのは難しいからです。

例えば、自分が車を探している立場だと仮定して、下の3台の車を同時に見つけたときにどれをまずクリックしますか?

僕なら、一番上のをまず見たいと思います。理由は単純に写真がきれいだからです。これは、個人的な考えかもしれませんが、自分の車をちゃんときれいに撮っている人は車を大事にしていて、メンテナンスもちゃんとしている人という気がします。

大体10枚から15枚の写真を載せることができますが、2,3枚だけとか、多いけど同じような写真ばかりとか、ぶれていたり、上下逆などの写真はやめましょう。

車の詳しい情報を載せておく。

売ろうとしている車の出来るだけ詳しい情報を書いておきましょう。

自分は何年乗ったのか、なぜ売ろうとしているのか、どんな問題があって、何を直して、何を直していないのか、などなど。

僕だけかもしれませんが、車を探している立場になって考えるといいことばかり書いていても、嘘くさくてあまり信じられません。

問題点を隠して実際に見に来た時に伝えるもしくは発見されるよりも、それをしっかりと書くことで、この人は信用できそうだと思ってもらうこともあると思います。

そして、もしも問題点があるなら、売る時は’As is.’(現状で)売ることもしっかりと書いておきましょう。

先に値段を伝えない。

実際に車を掲載して、しばらく待っていると、車購入に興味がある人から連絡が来ます。その中に、’What’s your best price?’や’What’s your lowest price?’などと聞いてくる人がいます。ですが、ここでもちろん$14000とは言わないようにしましょう。僕はもし$17000で掲載しているのであれば、$16500などと返信して本当の最低価格は明かしません。そうすると、向こうから値段の提示が来る時があります。その価格が前述の値段設定に入っていればいいですし、最低価格よりも低ければ同じように、’No thanks.’や、もう少し柔らかい言い方をしたければ、’Thanks for your offer, but I can’t take that, sorry.’などと返信しましょう。

先に値段を明かさない理由は、出来るだけ車を高く売るために、向こうの予算の上限を知るためです。買い手もなかなか予算の上限は明かさないかもしれませんが、交渉に入ることは出来ます。

例えば向こうが、「$14000でどうだ?」と来たら、「$16000ならいいよ」と返し、「じゃあ$14500は?」と来たら「$15500」と返し、「じゃあ$15000?」ともし来たら「オッケー!」みたいな感じです。ここは完全に交渉術次第です。

値段の交渉は実際に車を見せてからの時もあるし、車を見る前に交渉をしてくる人もいますが、個人的には実際に車を見もせずに値段交渉をしてくる人はあまり相手にしません。

ちゃんと車を見て理由を付けて値段を提示するならまだしも、見てもいないのに値を下げようとする人はあまり好きではありません。「ここちょっと凹んでるから$500安くしてよ。」など納得いく理由があれば受け入れますが、そうでなければ’NO’と言います。

お金を受け取る際の注意点

実際に車を買ってくれる人を見つけて代金回収の際の注意点を書いておきます。

お金を受け取る際にはBank Draftもしくは現金で受け取りましょう。

Check/Cheque(小切手)で受け取るのはやめておきましょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

この記事が少しでも助けになればいいと思っています。

僕もこのレッスンを購入しました。
Udemyで車の買い方・売り方を学ぶにはこちらから

https://www.udemy.com/course/how-to-flip-cars/

※これらの情報は個人的な経験から得たものを紹介しています。必ずうまくいくということではありません。ご了承ください。

※車の売却による損害や損失などは、この記事を参考にしたしていない関係なく、すべて自己責任でお願いいたします。